嫌われもののカップ  2006,9,26*


我が家に訪れた人、ほとんどすべてに
「なにこれ」とか「こわい」とか
しまいには「理解できない」などと罵られ
一度も褒めてもらったことのないカップがある。
気づかないのか、気づかないふりをしているのか
リアクションのない人には
「これ、お気に入りなんだ」と自ら見せるのだが
たいてい、ガッカリする返事しか返ってこない。
唯一、相方だけには「おもしろい」と好印象。
夫婦でズレてる。




紅茶や珈琲がたっぷり入るのが、この子の長所。
イギリスのアンティークだけど、
古いものだらけの我が家では、
現役ばりばり働いてもらってます。
(ちなみに蝶ネクタイの色違いで2コ持っている)
にしても、そんなに怖いか?






あ、怖いかも・・・(笑)






  お弁当再び  2006,9,25*


真夏の間だけお休みしていたお弁当作り、
すっかり涼しくなってきたので、また再開した。
夕食のついでに、あり合わせのものでおかずを2〜3品作って、
寝る前にタッパーに詰める。
一人だとついつい面倒になってしまう昼食も
これがあればしっかり食べることができるので
相方のためというより、自分のためにいいのかも。


  

左/コロッケ、三つ葉入りだし巻き卵、ほうれん草と豚肉のごま風味炒め
中/もやしと茄子の豚肉炒め、ハムと水菜の中華サラダ、ジャコ&海苔のだし巻き卵
右/ハムカツ、アスパラのごま揚げ、アスパラ入りだし巻き卵
気づけば、必ず入っている卵焼きは、
わたしの中の「お弁当」のイメージ。






  母さん  2006,9,20*


明日は夜遅くまで仕事、という日の夜には
たいがい翌日分の夕飯もいっしょに作っておく。
すぐ「じゃあコンビニでなんか買って食べる」と言い出す
面倒臭がりな相方でも億劫にならないように
カレーやうどん、炒飯などあたためるだけでいいものが定番。
それでも家に帰ってみると、
食べ散らかしたおにぎりの袋やカップ麺が
テーブルに散乱していることも。
どこまでものぐさなんだ。
そのくせ食べているのが中途半端な量なので
寝る間際になって「お腹空いた」と言い出すことも多い。
人の顔を見れば「お腹空いた」と言うので
私は母さんじゃないぞ、と言いかけるのだが
現実は「じゃあなんか作るわ」といそいそ。
すっかり母さん。




30分もあればできる混ぜご飯。
おかずなしで食べれるので、
面倒な日の夕食にはもってこい。






  うつわと生活のもの展  2006,9,16*


KOHOROで行われている市川孝さんの個展。
「今日からなんだよねぇ」となにげなく口にしたら
思いがけず相方が「今から行く?」と言ってくれたので
初日に出かけることに。
市川さんがほうじ茶を入れてくださったり、
器のお話を聞くことができたりと
ゆっくりくつろげる雰囲気も素敵だったけれど、
なにより、そのときさりげなく使われていたポットやカップが
ちゃんと役割を与えられた道具という感じで
とてもいい顔をしているように見えた。
我が家の器たちも、こんなふうに育てていきたい。


 

今回いただいてきたのは木フタ付きの容器。
陶器のフタがついた保存容器とかなり悩んだ結果、
「こっちのほうが使いそう」という相方の意見でこの2つに。
大きいほうには、くにゃっと曲がった打ち出しスプーンが。
この容器のために作ったものだそう。






  飲茶好き  2006,9,13*


中華が好き、というより飲茶が好き。
餃子だ、春巻きだ、肉饅だに目がありません。
中華バイキングなどいくと、もうそればっかり。
あきれられるくらい食べてます。
焼き餃子、蒸し餃子、水餃子・・・
餃子ばかり1週間続いても、きっと平気。
なんて安上がりな女でしょう。




横浜に行ったので、ぬかりなく崎陽軒へ。
焼売もおいしいし、醤油差しもかわいい。
あっという間にペロリ。






  散歩とおやつ  2006,9,9*


休日はいつも、2人で散歩しています。
買い物や映画、目的があるときはその近くを3〜4駅、
目的がないときは、ただひたすらだらだらと。
けっこうな距離を歩きますが、
おいしいものを見つければ食べ、
おもしろいお店を見つけては入り、
そして必ずカフェで一服するので
「ウォーキング」というかっこいい表現はできませぬ。




散歩中に食べるおやつ、ベスト1はパン。
母に「買い食いなんて!」と怒られたけど
土手を歩いたり、公園で休んだりしながら食べている。
右はこの間つくったかぼちゃスープ。
蒸かしたかぼちゃと牛乳、塩コショウと生クリームを混ぜて
ミキサーに入れるだけ。朝飲むと幸せになります。






  半分にカットする  2006,9,8*


今週、ひさしぶりに美容院に行った。
髪の量がとにかく多いので、
たっぷりシャギーを入れてすいてもらわないと
どんどん頭が重くなってくる。
カードを見たら、前回のカットはなんと4ヶ月前。
もう髪の毛がえらいことになっていた。
今回は肩にかかるセミロングから、ショートに。
毎度のことですが、カットした長さは10cm程度なのに
ものすごい量の髪の毛が足下にぱさぱさ。
「髪の量を半分にしますねー」が合い言葉のようになっている。
どれだけ多いんだ、この髪。




ずーっと楽しみにしていた市川孝さんの急須が届く。
大好きなほうじ茶をがぶがぶ飲もう。






  古着の価値観  2006,9,7*


打ち合わせのあと、ラフォーレ原宿の「装苑」70周年イベントに。
たくさんのクリエイターによる「ANNIVERSARY CAKE」や
創刊からのカバーギャラリーなど、装苑らしい演出がいっぱい。
ちなみに青山ブックセンターには
「いま装苑を買うと皆川明さんのトート&ブックマークプレゼント」
のポスターが。家にいっぱいバッグがあるのでやめたけど
なかなかかわいいバッグでした。もらっとくべきだったかしら。


市川実日子ちゃんを見るたび、
大好きなドラマ「すいか」を思い出す。



ところで。古着屋に目がありません。
見つけると、かならず入ってしまいます。
それも、<古いものだから価値がある>的なノリの
やたら高い古着ではなくて、
カゴの中をあさったり、
ぎっしり並んだハンガーをひとつひとつズラしながら
掘り出し物を見つけるような感じの店が好み。
中身は同じであっても、店のスタンスや価格が
ヴィンテージではなく、あくまで「古着」なのが好きなのだ。
代官山じゃなくて、下北沢、表参道みたいな。




今日の掘り出しものは
ヨーロッパのロングスカート。
かなり長いので丈詰めして
ペチコートにする予定


    ↓     




裾のレースがかわいい。






  ぱんぱんと  2006,9,5*


朝から洗濯機を何度も回す。
洗濯物を干しながら、いっしょに布をぱんぱん叩いて広げます。
今回はぜんぶで8mくらいあったので、
もう干す場所がなく、2日にわけて水通し。
ベランダに大きな布がかかっているのがとても好きなので、
風にはたはた揺られる布を見ていると、
なにかを作りたい気持ちと同じくらい、
このままずっと干していたい気持ちになってしまいます。



水通しした布で↓





とりあえずカバーを3つ作る。






  「ゆれる」  2006,9,3*
 

休日はとにかく歩きます。今日は酷暑のなか新宿から2時間以上てくてく。
途中、靖国神社の骨董位置に寄るも、これといった出会いはなく。
でも、骨董店のおじさんと器の話をたっぷりできて満喫できました。


西川美和監督の映画「ゆれる」を見に新宿武蔵野館へ。
ぜったい混むから朝一で見よう、と相方が言うので
9時からの上映に合わせて家を出たのですが
これがよかった。まだ列は多くないが、9時でも並んでいる!
11時の回に来ていたらどうなっていたのか。
悔しいけれど、こういうことはいつも、相方の意見が正しかったりする。

物語は、故郷を捨て、東京でカメラマンをしながら自由に生きる弟と、
家業を継ぎ、老いた父の面倒を見る温厚な兄を対照的に描いていく。
ある日、幼なじみの女性と3人で渓谷へ行った際、
兄と吊り橋を渡っていた彼女が川へ転落死してしまったことから、
その場にいた兄が裁判で裁かれることに。
事件なのか、事故なのか。兄は彼女を突き落としたのか。

事件はむしろきっかけであり、それによって
膿のように溢れ出てくる、兄弟の思いこそがこの物語の核。
兄弟だからつながっていたい。
兄弟だから、つながりを裁ち切れない。
目を背けたくなるような嫉妬や情念が丹念にあぶりだされる。
「つながり」とは想像以上に脆く、けれど残酷なほど強い。
いろいろなものから逃げている弟の気持ちも、
なにもかも背負い過ぎている兄の気持ちも、
その中に眠る真実も、
決して否定できないほど人間臭いものだった。
あっという間に、心の奥をゆらぶられる。
オダギリジョーが、そしてなんといっても香川照之がすばらしい。
つながりや記憶という曖昧なものを鋭く描きながら、
エンタテイメント性もきちっと盛り込んでいるのが、またいい。























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