2006,6,30*

昨日の日記で書いた「KOODOO」の個展でouiちゃんに会ったとき、
ポートランドのお土産をもらった。
ずっしりと重い、ドールハウス用のティーポット&カップ。
小さなお土産はスタンプを押しただけのシンプルな紙袋に入れられ、
その中の、なんてことのない普通の密封袋からコロンと出てきて
よけいにうれしくなってしまった。

お土産というのは、なかなかどうしてセンスが出ると思う。
この柄いいねとか、おしゃれだねとか、
そういう外見のセンスのことだけではなく、
物の選び方とか、渡し方とか、そういう一見ささいなところのことで、
「あなたのために一生懸命探してきたのよ」
と言われればうれしいけれどちょっと申し訳ない気がしてくるし、
お土産買わなきゃーという使命感だったのだろうと感じさせる
体裁の整ったものも、やたら高価なものもやっぱり気が重い。
かといって、その土地ならではのものを!と
無理に物産品を探すのも違う気がする。
「お土産」という言葉の響きはもっとかわいくて
そのかわいさをこわさないためには
楽しかった旅のおすそわけ、くらいがちょうどいい。
旅であった出来事を聞いたり、写真を見たりしながら
自分までその「うれしい」をわけてもらったような気になって
なんだか楽しくなってしまったり。

そういう意味で、彼女のお土産にはいつも感動してしまう。
わたしに気を使わせないように口にしないだけで
本当はいろいろ探してくれたのかもしてないし
どうしようーなんて悩んだかもしれない。
でもそんなことは全然感じさせずに
いつもとてもかわいいお土産をくれる。
「かわいいでしょー! 旅の途中に入った雑貨屋さんにこれがあって
そうしたら好きそうだなぁって思ったの」
なんてことを言いながら。

お土産はきっと無理に探して買うものではなくて
旅の途中にその人を思い出すようなものがあったら買おう
くらいの気楽さのほうがいいのかもしれない。
彼女のお土産をもらうたび
わたしもこんなふうにさりげなく
物を贈れる人になりたいなと思ってしまいます。



ひそかに集めている1/12スケールのミニチュア。
本物のホーローのような重さ(!)がかわいい。







  

2006,6,29*

火曜日、KOODOOの個展(〜6/29)を見に表参道へ。
KOODOOはouiちゃんsakuraちゃんによるユニット名で
今回はouiちゃんの描いた絵をモチーフにsakuraちゃんがガラス作品を作り、
ouiちゃんの絵にはsakuraちゃんのランプがコラージュされているという
変わった趣向のコラボレーション。
姉妹なので根底にあるものが近いのか、
まったく違和感がなく融合されていて、それでいて2人とも、
相手の作品をここに取り入れましたよ〜的な感じがなく
言われなければ一瞬、コラボだと気づかないくらい
すっかり「自分の作品」になっていた。スゴイ。
個展を行ったカフェ『LAS CHICAS』も
ガーデンテラスにチャーチチェアが並ぶ素敵なお店です。
  
→ 大きな数字モチーフはsakuraちゃんのステンドグラス作品。上のDMの写真は ouiちゃんの絵をモチーフにガラス作品にしたもの。

↓ ouiちゃんの作品。よーく見ると左右の絵がつながっています。吊るされたり手に持ったりしているのが sakuraちゃんのランプ。
  
   個展を見たあとは、ouiちゃんと2人で買い物へ。
仕事抜きに表参道に来たのが久しぶりなので
暑さにひーひー言いながらも雑貨屋や古着屋を巡る。
やっぱり古着は布が最高にかわいくて
運よくジャストサイズだったワンピースをお持ち帰りすることに。
着なくなったらほどいてリメイクできるので
ん??と思う形でも布がかわいい古着はつい買ってしまう。
今回のは形も好きなので2倍うれしい。



北欧にはまってます、というわけじゃないのだけど、
この日買った雑貨は偶然どれもスウェーデンのもの。
小さな木の器がいちばんの戦利品。
器と珈琲スプーンは『rhubarb』、そのほかは『CINQ』で。
左の絵は前回のKOODOOの個展で見たouiちゃんの絵で
わたしがいちばん好きな作品。
そう伝えたのを覚えていてくれてプレゼントしてくれた。
キッチンに飾りたいので、どの位置がベストか思案中。







  
2006,6,23*


歩いてすぐの距離に和菓子屋さんがあるので
甘いものが食べたくなると、ついつい買いに行ってしまう。
秋冬はこってりしたクリームケーキやクッキーがほしくなるけれど
夏はやっぱり和菓子。水ようかんとか水まんじゅうとか。
なぜか和菓子屋さんのおにぎりや稲荷寿司、お赤飯は
とってもおいしそうに見えるので
甘いものと一緒にお昼ご飯も包んでもらい
夏なのに、熱いほうじ茶を飲みながらほふほふ食べてます。
おばあちゃんみたいだな、わたし。


こんなに頼んでも500円なんてエライ!
どんなものを頼んでも上手にパックに詰める
おばちゃんのテクニックにも惚れ惚れ。







  
2006,6,22*


先日、1ヶ月遅れの誕生日プレゼントをもって、実家へ。
父のリクエストは「穴の空いていない紳士ベルト」。
どんなものか想像がつかずに店員に聞いて案内してもらったら
今でもこういうベルトあるんだぁーな感じのレトロな作り。
おじいちゃんベルトって感じの(笑)。
バーバリーのベルトを渡すとき、
「おじいちゃんみたいなもの欲しがるね」と言ったら
母に「だっておじいちゃんだもの」と言われてしまった。
フクザツだ。
   着いたのがお昼頃だったので、家に向かう前にお惣菜やおやつを買おうということに。
駅前にできたショッピングモール、はじめて入ったのでじっくり見たかったけど、 買い物は即買い、長い買い物が苦手の父がいっしょなので、とにかく早足で探索。
早すぎてほとんど素通りだけど。
アジアン雑貨のお店にあったカゴが
かわいくて思わず手を伸ばしたら
母も同じカゴに手を伸ばしてた。
早くしろよ、と言いたげな顔の父を尻目に
これかわいいよねーなんて女同士、しばし盛り上がる。結局、お揃いで購入。
小さめでかわいい。母も私も近所の買い物用に使う予定。







  
2006,6,21*


クーラーはほとんどつけないというと、
「なんで?」とか「暑くて死んじゃわない?」とか
たいてい不思議がられる。もしくは「クーラーないの?」とか。
我が家は風通しがいいので、扇風機も真夏しかつけないし
寝るときにはその扇風機さえ止めてしまう。

といっても決して暑いのが好きなわけではなく
昔は5月からクーラーをつけるほどの暑がりだったので
6〜7年前、相方に「夏は暑いといって汗をかくのが当たり前」
と言われたときは「ぜったい私には無理だ」と思った。
それからなんとなーく今のような生活スタイルになって
極力、扇風機のみで夏をのりきるようにしています。
そうしたらすごかった。
なにがスゴイって、とにかくちょっと動いただけで
ものすごい汗をかく。
以前は真夏でも汗をかかなかったから最初は抵抗があったけれど、
慣れてくるとなかなか気持ちがいいもので(笑)、
今では手ぬぐいを頭に巻いて掃除していることも。
気づいたら新陳代謝もよくなって
真夏でも食欲が落ちなくなったし、体力もついてきた。
なにより、朝窓を開けたとき、散歩中に空を見たとき、
八百屋さんに並ぶ野菜、体が欲する食べ物、
季節をちゃんと感じられるようになったのがいちばんの変化。

夏は暑いし、冬は寒い。
そういう当たり前を無視して、
夏に冷房の効いた部屋でおでんを食べたり(よくやってた)、
冬にぬくぬくの部屋で薄着になっていると(これもよくやってた)
季節がわからなくなってしまうのかもしれない。
絶対にクーラーはつけない!と無理にがまんしたり
「ロハス」って言葉もちょっと気恥ずかしいけれど
寒くなってきたからブランケットを作ろうとか、
暑くなってきたからベッドリネンをガーゼや麻にしようとか、
そういう暮らしもなかなか心地よいもので、
日に日に暑くなる今は、真夏の準備中です。


  
最近の部屋着はワンピースの下にハーフパンツが定番。
去年のパンツを履こうとしたら処分してしまったことを思い出したので
出番の少なかった麻綿パンツを短くリメイク。
15cmほど切ったので、その端切れで左右にポケットを。
細長いチェックとドットも縫いつけて。

 
tomotomoにもらった香りの瓶をさっそく愛用中。
寝室に置いたので、ドアを開けるといい香りがする。
左は最近のお弁当。ちょっと手抜きのゆかりご飯。おかずはひき肉をはさんだ卵焼き、
豚肉・玉葱・ピーマンの甘辛炒め、ミニセロリを混ぜたポテトサラダ。







  
2006,6,16*


引っ越してすぐ、台所にある大きな窓にカーテンをつけようと思ったのに
イメージがなかなか固まらないのでそのままになっている。
生成だとぼやけそうだし、面積が大きいのでギンガムはうるさそう。
どうしたもんかと考えていたら
幅の長いアンティーククロスがあったことを思い出したので
そのままひょいとかけてみた。
かなり手抜きな感じが意外にかわいい(笑)。
カーテンができるまでこのままにしておこう。



曇りだったからかビックリするほど写真が暗い(笑)

もうひとつ気になってたカーテンが洗面所の入り口。
ほとんどドアを開けっぱなしにしてるので、
このカーテンの色も部屋のイメージをかなり大きく左右する。
花柄の布が甘すぎるなーと思ったので
こっちもほんとにそのままテーブルクロスを吊るしてみた。
レースに麻ひもを巻き付けて、枝に結んだだけ。

  クローゼットのかなり奥に押し込められて、窮屈そうにしてたさくらの枝にもまた役目ができた。
 







  
2006,6,15*


夕食の支度をしながら相方用のおにぎりを作っていたら
いつもよりご飯が残ってしまったので、
自分用にも小さめのおにぎりを、ひとつ。
お昼にぱくっと食べたら、無性におかずかお味噌汁が欲しくなって
わざわざ1人分のお味噌汁を作ってしまい、
ああー、おかずがないってこんなに味気ないのね・・と反省しながら
このごろ忙しくてお弁当を作ってなかったことに気がついた。
「時間があるときだけでいいよー」なんて言葉に甘えてたな。
で、思い出したようにまたお弁当作りやってます(笑)。

  
今、かなり欲しいものリストにお弁当箱があるのだけど、
いいのがなかなか見つからない。
相方用には小さめ(おにぎり派なのでおかず
しか入れないから)、自分用に中くらいの。








  
2006,6,9*


休日は2人でゆっくり散歩しながら
買い物に出かけたり、食べ歩いたりしている。
それはそれで楽しいのだけど、
最近、自転車がほしいと思うようになった。
古い自転車を引っ越すときに捨ててしまったので
今は移動手段が徒歩かバス(バスはたまにだけど)で、
ときどき、無性に自転車に乗りたくなるのです。
自転車がないならないで、
ちょっと遠くても歩くことが習慣になるから
たしかにカラダのためにもいいのだろうし、
生活に不自由はしていないのだけど、
自転車があったらきっと楽しいだろう。
それに、びゅんびゅん風を切って坂道を下ったりしたい。
そんな妄想をかかげ、相方に訴えてみたが
駅もスーパーも自転車を乗る距離ではないし
商店街は道が狭く、自転車がジャマになるので
結局、前の家のときのように
ほとんど自転車には乗らないのではないかと
もっともなお答えをいただいてしまった。
どんな自転車?と聞かれたらこう答えようと
どうでもいい準備だけはしっかり用意していたのに
肝心な「ほしい理由」がお粗末だったらしい。
でも自転車で走るのって気持ちいいじゃんかー。
相方の正論を前に、ダダをこねる31歳です。
 


先日家にきたtomotomoがくれたBDプレゼント。かわいいウサギはオレンジの香りのアイピロー、下のビンは スティックをさして使うアロマです。これと同じアフタヌーンティーで買ったアイピローを持っているのだけど、 年期の入り過ぎで香りがなくなってしまったので今日からさっそくウサギを愛用中。ちょっと重みがあるから目が疲れたときに気持ちいい。
ひさしぶりに餃子を作りました。1回で50個焼き、2人でペロリとたいらげます。
 
 
  
  
ときどき野菜を送ってくれる義母。今回の段ボールには大好きなトラピストガレットやナッツのお菓子が。



相方が「KIHACHI」で買ってきてくれたBDケーキ。いつも丸型を食べきれないので今年は普通サイズでいろいろな味を。

甘いものが欲しくなって外苑前のカフェでテイクアウト。小さいけどずっしり重い。


  






  
2006,6,1*


「越してきて1ヶ月です」という家が載っていた。
徹底的に生活感を排除した部屋の中には
まるでギャラリーのように雑貨が飾られていて、
いいなぁと思いながら振り返ったら
それとはほど遠い我が家があった。

もうすぐこの家に越してきて6ヶ月。
段ボール箱を「とりあえず片付けた」状態の我が家を見ながら
半年も経てば家の中はかなり変わっているだろう、と思っていたけど
実際はそれほど変わっていなかったりして。
時間を見つけてはクローゼットの中を使いやすく整理したり
棚をキッチンに移動してみたり。
わたしの部屋作りはほんとにスローペースで
ときどき、そんな地味な変化では物足りなくなって
鈍感な相方さえも驚くような模様替えがしたくなるときがある。
この間はまさにその「模様替えしたい」がピークだった。

思い立ったら吉日で、アトリエコーナーを作りはじめた。
でも家具を移動して布や裁縫道具を並べたのに
なんだかいまいちしっくりこない。
結局いまもリビングでミシンを使っている。
布やリボン、細々した材料をわざわざリビングへ運び、
相方が帰ってくればそれを片付ける。
おそろしく面倒で、おまけに効率も悪いのだが
そうしてしまうってことは、それが習慣なんだろう。
考えてみればリビングに仕事机を置いているのは、
仕事の息抜きにすぐ家事をはじめたいからだし、
いまだにソファを置かないのも、床にゴロリと横になったり
裸足のままでぺたんと床に座るのが好きだからだし、
キッチンが狭いから作業テーブルをここに置こうとか、
仕事の資料をしまいたいから古い書籍棚を探してみようとか、
もうすぐ夏だからいい蚊取り線香入れはないかなーとか、
我が家のインテリアはいつも暮らしの中でできあがってきたのです。
1時間で作った即席のアトリエがしっくりこなかったのは
きっとそこに「暮らし」がなかったから。
見た目がどんなにステキでも
暮らしが追いつかないインテリアはやっぱりだめだなぁと反省。
けっきょく夢のアトリエは1日で終了し、次の日には元通りに。
あせらず、のんびり、ゆっくりと。
雑誌で見たギャラリーのようなお家には、
なかなかなれない我が家です。
   

このチェスト、前の家では上に大きな鏡を置いて、
ドレッサー代わりとして使っていたが
この家では洗面所で化粧してしまっているので出番がなく、
同じように置き場所をなくしていたフレームや
棚に入らない高さのビン(リボンを収納)を置くことに。
不自然に棚にベルトが吊るしてあったり、
布小物がたくさん置いてあるのは、
作ったものを吊るして遊んでたから(笑)。
色味を押さえた北欧系にもあこがれるけれど、
やっぱりわたしは花柄が捨てきれません(笑)
 

最近仲間入りした金魚柄。
手拭いとは思えないきれいなブルーに惹かれて。






















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